Paul Graham's Essays

Author

gentam

Date
2017-09-14
Category

person

Tag

idea, translation, summary

Updated

2018-02-26

Paul Graham のエッセイ はどれも明確かつ 重要なアイディアをシンプルな言葉で伝えていて,とてもおもしろい. 以下は全然ちゃんとした翻訳ではないが,そのメモ.

General and Surprising

http://paulgraham.com/sun.html

もっとも価値のある洞察というのは,一般/汎用的でありながら驚きを与えるものである (e.g. F = ma)

平凡な洞察というのは,どちらか一方しか達成していない:

ここで,「やや価値のある洞察」というのは,上のようなアイディアに,足りていない方 の性質を少し足すことで得られる.

その方法として次の2つがある:

  1. (普通のアプローチ) ゴシップ的な情報に,少しの汎用性を追加すること

  2. (特殊なアプローチ) 最も一般的なアイディアから始めて,そこに何か新しいことが言 えないか探すこと

2においては,開始点があまりに一般的なので,ほんの小さな新規性を見つけられるだけ でも有用な洞察を生み出すことができる. しかしこの方法では,ほとんどの場合,すでに存在するアイディアを再発見することにな る.

したがって,一般的なアイディアについて言及する際には,同じことを繰り返し述べてし まうことは避けられないし,恐れるべきではない. なぜなら同じようなことを書くにしても,毎回小さな違いが生まれ,その差が小さな新規 性を探しだす手がかりとなるから.

発見したことに対して他人から,そこに大した新規性はないと言われても,めげずに続け ていくべきだ.大した差はなくても,その小さな差に適応範囲の広さを掛け合わせること ができる.

Keep Your Identity Small

http://www.paulgraham.com/identity.html

政治や宗教についての議論が,すぐに無意味な口論へと堕落していくのはなぜだろうか? 誰でも参加しやすいという理由や,明確な答えが無いことが多いというような理由も考え られないことはない.しかし,より根本的な原因は,政治や宗教が人々のアイデンティテ ィの一部と化していることにある.

つまりこれは議論の対象ではなく,そこに関わる人に原因がある.だから,「ずっと議論 が続いているトピックだから,そこに明確な答えは存在しない」と考えるのは間違ってい て,議論へアイデンティティを持ち込む人を外せば,どんなトピックについてでも実りあ る議論を行うことができる.

さらに,人が自身のアイデンティティと化してしまったものを明晰に考えられないのだと すれば,アイデンティティをなるべく小さくしておくのが,より良いアイディアを得るた めに得策であると言える.